生物

温暖化で動物は小さくなる?:気温と体のサイズの不思議

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動物のサイズは気温と関係しており、温暖化が進むと小さくなるそうです。

今から5300万年に氷河期が終わって地球の温暖化が始まった時期の化石を調べると、ウマやシカや霊長類などの哺乳類が小型化しているとのこと。

また、200万年前の温暖化でも、その傾向があることが確認されています。

 

実際に、熱帯地方のクマより北極のクマのほうが体が大きいのです。

クマを含む哺乳類は、気温に関係なく体温を一定に保つ「恒温動物」であり、その体温は筋肉の活動で維持しています。

そのため寒い地域では、筋肉量を増やして熱を発生させやすくしたり、体から熱を逃がさないために体を大きくしているのです。

住む地域 クマの種類 サイズ
熱帯 マレーグマ 100~150cm
温帯 ツキノワグマ 120~180cm
寒帯 ホッキョクグマ 200~250cm

 

また、過去の哺乳類の調査結果より、「体を大きくする進化よりも、小さくする進化のほうが短い時間で発生する」そうです。

今より100倍の大きさの体を手に入れるのに160万世代が必要なのに対し、小型化は1/30倍の速度で進むらしいです。1世代を30年とすると、1/2のサイズになるには約16万年ほどかかる計算になります。

早いといっても途方もない時間がかかりますね。

 

二酸化炭素やフロンガスによって地球温暖化が進んでいると云われてますが、地球の歴史を見ると、約10万年の周期で氷期と間氷期が起こっていたことが分かっています。

ということは、今後も人類が生存していくとすると、10万年の間隔で大きくなったり小さくなったりするのでしょうか。それはそれで面白いですね。

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