スポンサーリンク
今回はANAの航空券を発券できるユナイテッド航空のマイル(MileagePlus)について、なぜ陸マイラーに人気なのか、どうやってマイルを貯めるのかについて解説します。
・ユナイテッド航空について知りたい方
・ANAのマイルと比較したい方
・お得に旅行に行きたい方
スポンサードサーチ
なぜユナイテッド航空のマイルを貯めるのか
ユナイテッド航空のマイルを貯めている多くの方は、ANAの飛行機に乗るために貯めていると思うのですが、その理由は以下になります。
ANAの飛行機にお得に乗れる
ユナイテッド航空はANAと同じアライアンスに属しているため、ユナイテッド航空のマイルでANAの特別航空券を発券することができます。
しかも、ANAよりも少ないマイルで発券可能です。
マイルの有効期限が実質無期限
ANAマイルの有効期限は獲得してから36ヶ月です。
一方、ユナイテッド航空マイルの有効期限は18ヶ月とANAに比べて短いのですが、マイルの加算または利用があった場合は、そこから18ヶ月延長されます。
つまり、マイルを獲得し続けている限りは有効期限切れになることはありません。
後述しますが、クレジットカード利用やマイレージプラスモールを用いることで、飛行機を乗らなくても安定してマイルを獲得できます。
燃油サーチャージが無料
燃油サーチャージとは運賃とは別に徴収される燃料費のことで、国際線の場合に適応され、相場は距離に応じて変わりますが数千円~数万円程度です。
この燃油サーチャージ料が特別航空券に含まれるかどうかは航空会社ごとに異なり、ANAの場合は含まれれず、ユナイテッド航空は含まれます。
つまり、ANAの路線をユナイテッド航空のマイルで発券すると、サーチャージ料分だけお得になります。
家族以外でも利用可能
JALやANAのマイルを利用した特別航空券はマイルの所有者から2親等以内という条件があるのですが、ユナイテッド航空はその制限がそれがありません。
そのため、友達や恋人などにも発券が可能です。
ユナイテッド航空とは
ユナイテッド航空はアメリカのシカゴが本拠地で、ANAやシンガポール航空と同じスターアライアンスに加盟している航空会社です。
ユナイテッド航空のマイルプログラムはマイレージプラス(MileagePlus)と呼び、日本でも会員数の多い人気のマイレージプログラムです。
ユナイテッド航空の就航先
アメリカが本拠地のユナイテッド航空ですが、日本へも就航しています。
ここではユナイテッド航空の日本就航路線と必要マイル(エコノミー便)をまとめました。
大半がアメリカー成田空港への路線ですね。
私の最寄り空港はセントレアなのですが、セントレアもアメリカ本土への路線を開設して欲しい限りです。
出発地 | 就航先 | 必要マイル | |
東京(羽田) | アメリカ | サンフランシスコ | 70,000 |
東京(成田) | アメリカ | グアム | 30,000 |
ホノルル | 55,000 | ||
サンフランシスコ | 70,000 | ||
ロサンゼルス | |||
デンバー | |||
シカゴ | |||
ヒューストン | |||
ワシントンDC | |||
ニューヨーク | |||
韓国 | ソウル | 16,000 | |
シンガポール | シンガポール | 40,000 | |
名古屋(中部) | アメリカ | グアム | 30,000 |
大阪(関西) | アメリカ | グアム | 30,000 |
サンフランシスコ | 70,000 | ||
福岡 | アメリカ | グアム | 30,000 |
スポンサードサーチ
ANAと比較してお得なのか?
ユナイテッド航空はもANAも同じアライアンスに属しているため、ユナイテッド航空のマイルでANAの特別航空券を発券することができます。
しかも、路線によってはANAよりもお得に発券可能なのです。
今回はエコノミー席での必要マイルを、国内線と国際線で比較してみました。
国内線
ANAは1年を3分割して必要マイル数を設定しており、H(ハイシーズン)、R(レギュラーシーズン)、L(ローシーズン)と分われています。ハイシーズンはお盆休み、正月休み、春休み、GWなどが該当します。
一方、ユナイテッド航空の必要マイルはシーズンによらず一律で、就航距離によって必要マイルが決まり、800マイル以下では往復10,000、800距離マイルでは16,000のマイルが必要です。
そしてほとんどの路線において、特に800マイル以下の就航距離の短い路線ではユナイテッド航空(UA)の方がお得になります。
出発地 | 就航先 | ANAマイル(往復) | UAマイル (往復) |
||
L | R | H | |||
東京 | 秋田、庄内、仙台、新潟、八丈島、富山、小松、能登、名古屋、大阪 | 10,000 | 12,000 | 15,000 | 10,000 |
その他の路線 (800マイル以下) |
12,000 | 15,000 | 18,000 | ||
その他の路線 (800マイル超過) |
16,000 | ||||
沖縄 | 14,000 | 18,000 | 21,000 | ||
石垣、宮古 | 17,000 | 20,000 | 23,000 | ||
大阪 | 萩・石見、松山、高知、福岡、大分、熊本、宮崎 | 10,000 | 12,000 | 15,000 | 10,000 |
その他の路線 (800マイル以下) |
12,000 | 15,000 | 18,000 | ||
その他の路線 (800マイル超過) |
16,000 | ||||
石垣、宮古 | 14,000 | 18,000 | 21,000 | ||
名古屋 | 新潟、松山 | 10,000 | 12,000 | 15,000 | 10,000 |
その他の路線 (800マイル以下) |
12,000 | 15,000 | 18,000 | ||
その他の路線 (800マイル超過) |
16,000 | ||||
沖縄、石垣、宮古 | 14,000 | 18,000 | 21,000 | ||
札幌 | 利尻、稚内、女満別、根室中標津、オホーツク紋別、釧路、函館、青森、秋田 | 10,000 | 12,000 | 15,000 | 10,000 |
福岡 | 14,000 | 18,000 | 21,000 | 16,000 | |
沖縄 | 17,000 | 20,000 | 23,000 | ||
仙台 | 小松 | 10,000 | 12,000 | 15,000 | 10,000 |
福岡 | 対馬、五島福江、宮崎 | 10,000 | 12,000 | 15,000 | 10,000 |
長崎 | 壱岐、五島福江、対馬 | 10,000 | 12,000 | 15,000 | 10,000 |
静岡 | 沖縄 | 12,000 | 15,000 | 18,000 | 16,000 |
沖縄 | 宮古、石垣 | 10,000 | 12,000 | 15,000 | 10,000 |
仙台、新潟 | 17,000 | 20,000 | 23,000 | 16,000 | |
宮古 | 石垣 | 10,000 | 12,000 | 15,000 | 10,000 |
国際線
ANAの国際線はZONEとシーズンで必要マイルが分かれています。
国内線と違ってすべての路線で、ユナイテッド航空の方が必要マイルが高いため、国際線で利用するメリットはほとんどありません。
しかし、ユナイテッド航空は燃油サーチャージ料金が無料となるため、「なるべく現金を払いたくない」という方は一考の余地があります。
就航先 | ANAマイル(往復) | UAマイル(往復) | |||
ZONE | 都市 | L | R | H | |
2 | ソウル | 12,000 | 15,000 | 18,000 | 30,000 |
サーチャージ:600円 | |||||
3 | 北京、 大連、 瀋陽、 青島、 上海、 杭州、 広州、 厦門、 成都、 武漢、 香港、 台北、 マニラ | 17,000 | 20,000 | 23,000 | 30,000 |
サーチャージ:3,000円 | |||||
4 | シンガポール、 バンコク、 ホーチミン、 ヤンゴン、 ジャカルタ、 ムンバイ、 デリー、 ハノイ、 クアラルンプール、 プノンペン | 30,000 | 35,000 | 38,000 | 45,000 |
サーチャージ: 4,000 ~ 6,000円 |
|||||
5 | ホノルル |
35,000 | 40,000 | 43,000 | 50,000 |
サーチャージ:8,000円 | |||||
6 | ロサンゼルス、 サンフランシスコ、 シアトル、 サンノゼ、 ワシントン、 ニューヨーク、 シカゴ、ヒューストン、 バンクーバー、 メキシコシティ |
40,000 | 50,000 | 55,000 | 70,000 |
サーチャージ:14,000円 | |||||
7 | ロンドン、 パリ、 フランクフルト、 ミュンヘン、 デュッセルドルフ、 ブリュッセル、 ウィーン |
45,000 | 55,000 | 60,000 | 90,000 |
サーチャージ:14,000円 | |||||
10 | シドニー、パース |
37,000 | 45,000 | 50,000 | 45,000 |
サーチャージ:14,000円 |
ユナイテッド航空のマイルを貯め方
ユナイテッド航空のマイルの貯め方は、飛行機に乗って貯める(フライトマイル)以外に、大きく分けて5つの方法で貯めることができます。
クレジットカードで貯める
ユナイテッド航空は外資系航空会社ですが、日本のクレジットカード会社が発行するカードでマイルを貯めることが可能です。
現時点では一番効率よくユナイテッド航空のマイルを貯められる方法かと思います。
MileagePlusセゾンカード(おすすめ)
・年会費は1,500円(税抜き)
・1,000円の利用ごとに5マイルが貯まる
・追加年会費5,000円(税抜き)を支払ってマイルアップメンバーズになると、1,000円の利用ごとに15マイルが貯まる
SPGアメックスカード
・年会費は31,000円(税抜き)
・100円の利用ごとに1マイル相当のポイントが貯まる
・貯まったポイントは44社の航空会社のマイルと交換可能
・空港ラウンジが同伴者1名まで利用可能
・年に1回、マリオット系列のホテルの無料宿泊券がもらえる
マイレージプラスモールで貯める
マイレージプラスモールとは、ユナイテッド航空のマイルが貯まるショッピングモールで、アカウントを持っている方はだれでも利用できます。
Yahoo!ショップや楽天市場もありますが還元率が低いため、マイルを貯める目的ではなく、有効期限の延長手段として利用するのがいいと思います。
ポイントサイトで貯める
例えば楽天でお買い物をすると、楽天ポイントが貯まります。しかし、ハピタスやモッピーなどのポイントサイトを経由して楽天で購入することで、楽天ポイントとは別にポイントサイト独自のポイントを獲得することができます。
下記にユナイテッド航空のマイルに交換可能なポイントと、その交換レートをまとめています。
しかし、交換レートが低いためメインで利用するというよりは、「マイルがちょっと足りない」という時の補充用と考えた方がいいと思います。
ポイント名 | 交換 |
ネットマイル | 600mile → 100マイル |
Pex | 4000PEX → 90マイル |
Gポイント | 300G → 50マイル |
ホテルの予約・宿泊で貯める
じゃらんや楽天トラベルなどの予約サイトを経由してホテルを予約・宿泊すると、じゃらんポイントや楽天ポイントが貯まるように、「kaligo.com」と呼ばれるホテル予約サイトを利用することで、ユナイテッド航空のマイルを貯めることができます。(予約時にマイレージ番号を入力することで、マイル口座に振り込まれます。)
たとえば、東京プリンスホテルに泊まる場合、3,099マイルが貯まることになります。
しかし、他の予約サイトよりも値段が高いぶん、マイルで還元していることが多いため、本当にお得かどうかを他の予約サイトと比較しながら利用することをおススメすます。
バイマイル
ANAやJALなどの日本の航空会社にない制度なのですが、ユナイテッド航空を含む海外の航空会社には、マイルを直接購入するバイマイルというものがあります。
公式HPより購入することができ、定期的に「最大100%ボーナスキャンペーン」を実施していますので、もしバイマイルする場合はそのタイミングでの利用をお勧めします。
購入マイル数 | ボーナス率 | 獲得マイル数 | 購入額[円] | マイル単価[円] |
5,000 | 30% | 6,500 | 19,900 | 3.06 |
10,000 | 13,000 | 39,799 | ||
20,000 | 70% | 34,000 | 79,598 | 2.34 |
25,000 | 42,500 | 99,498 | ||
30,000 | 85% | 55,500 | 119,397 | 2.15 |
40,000 | 74,000 | 159,196 | ||
45,000 | 100% | 90,000 | 179,096 | 1.98 |
60,000 | 120,000 | 238,794 | ||
70,000 | 140,000 | 278,593 |
スポンサードサーチ
まとめ
今回はユナイテッド航空について、メリットやマイルの貯め方について解説しました。
個人的には必要マイルが高いものの、国際線の燃油サーチャージ料金が無料で現金の持ち出しが少なくて済む点に魅力を感じています。
少なくとも、国内線ではお得なことは間違いないので、どの航空会社のマイルを貯めるか悩んでいる方は、候補の一つにしてみてはいかかでしょうか。
・国内線は必要マイルが低いのでおススメ
・国際線は必要マイルが高いが、燃油サーチャージが無料
・マイルの有効期限が実質無期限
・誰にでも発券可能
・MileagePlusセゾンカードは1,000円につき15マイル
スポンサーリンク