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スギ花粉症の発症率は1988年では16.2%だったのが2008年には26.5%となり、2018年には40%近くになったそうです。
つまり、日本人の約4割は花粉症なのです。
おおよそ2月中旬あたりからスギ花粉が飛散し始めるのですが、スギ花粉が大量に飛んでいるときに、太陽の周りに虹色の光の輪っかが見えることがあります。
花粉光環といってすごいきれいなのですが、花粉症の人には花粉が大量に飛んでいる合図なので要注意です。
花粉光環がすごいことになってる.
空にスギ花粉などの球形に近い花粉粒子が飛散しているときに,花粉粒子が光を回折して発生するこの時期特有の現象です.今日みたいに雨上がりで晴れて風のある日は好条件.建物や街灯で太陽を隠すと肉眼でも見えます.綺麗な虹色ですが花粉症の皆さまお気をつけて🤧 pic.twitter.com/WWjWHtMjDM— 荒木健太郎 (@arakencloud) 2019年3月8日
この花粉光環ですが、なぜ虹色に見えるのでしょうか?
そこには光の回折現象が関係しています。
光の回折現象とは、光が障害物にぶつかった際に障害物の背面に回り込む現象のことで、回折する角度は色(波長)によって変わります。
今回の場合はスギ花粉が障害物となり太陽光の回折が起きているのですが、太陽光はすべて色が含まれており、光の回折現象によって色ごとに分離されるため虹色に見えるのです。
花粉光環は雨上がりの快晴で、風が強く温度が上がった時によく見られるそうです。
もし花粉光環が発生してそれを見る場合は、太陽本体は建物などで見えないようにし、目に直接太陽光が入らないようにして見ましょう。
サングラスでもいいかもしれません。
でないと、目を傷めてしまいます。
また、満月時の明るい月光にも花粉光環が発生することがあるそうです。
月の場合は太陽ほど慎重になる必要もないですし、月光の花粉光環なんてロマンチックなので一度は見てみたいですね。
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