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「マイルを貯めると無料で飛行機に乗れるらしい」
「マイルって何?お得なの?」
「マイルに興味はあるけど、どうやって貯めればいいかわからない」
「JALとANAのどちらのマイルを貯めればいいの?」
そんな疑問に答えられるように、マイルについてまとめました。
これを読んで頂ければ、マイルについて理解が深まると思います。
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マイルの基本
マイルの基本から、国内外の航空会社のマイレージプログラムについて解説します。
マイルとは?
「マイル」とは航空会社が提供しているポイント制度のことで、楽天ポイントとかAmazonポイントと同じものになります。
つまり、マイル=ポイントということになります。
他にも「マイレージ」という言葉もあり、航空会社のポイント制度の名称(=マイレージプログラム)に使われています。
意味合いとしては「マイル」と同じです。
※「マイル」とは距離の単位(1マイル=約1.6km)のことで、昔は飛行距離に応じてポイント(=マイル)が貯まっていたので、その名残です。
アライアンスってなに?
アライアンスという言葉を聞いたことはあるでしょうか?
日本語では航空連合といいます。
アライアンスとは、「複数の航空会社でチームを組んで、マイレージプログラムやラウンジの共有する取組」のことをいいます。
世界には有名なアライアンスが3つあって、ANAもJALなども属しており、このアライアンスのおかげで、例えばこんなことが可能になります。
- ルフトハンザ航空でドイツに行っても、ANAのマイルが貯められる
- 貯めたANAのマイルを使って、ルフトハンザ航空でドイツに行ける
アライアンス名 | 所属している主な航空会社 |
スターアライアンス | ANA、ユナイテッド航空、エアカナダ、ルフトハンザ航空、タイ航空 etc… |
ワンワールド | JAL、アメリカン航空、フィンエアー、ブリティッシュエアウェイズ etc… |
スカイチーム | デルタ航空、大韓航空、ベトナム航空、チャイナエアライン、エールフランス etc… |
国内航空会社のマイルを貯めるなら?
日本の航空会社でマイルと貯めるならば、ANA(全日空)かJAL(日本航空)が選択肢に入ると思います。
ソラシドエアやエアドゥなど、他の航空会社もマイレージプログラムを提供していますが、使える路線が少なかったりします。
ANAとJALはどちらも国内外に多くの就航路線がありますので、基本的にはこの2つを抑えておけば困ることはないと思います。
航空会社 | マイレージプログラム | 公式HP |
ANA(全日空) | ANA Mileage Club (ACM) | ANAのマイレージ |
JAL(日本航空) | JAL Mileage Bank (JMB) | JALのマイレージ |
海外航空会社のマイルを貯めるなら?
出張族や海外旅行へ行かれる方は、国内よりも海外航空会社のマイルを貯める方が効率がいい場合があります。
また、同じアライアンスの所属していればマイルを共有できるので、海外航空会社のマイルを貯めてJALやANAの飛行機に乗る方もいます。
日本でも人気のある海外航空会社のマイレージプログラムは以下になります。
航空会社 | マイレージ | 理由 |
デルタ航空 | スカイマイル | アメリカへの路線が多い |
ユナイテッド航空 | マイレージプラス | ANAの飛行機にお得に乗れる |
ブリティッシュ・エアウェイズ | avios | JALの飛行機にお得に乗れる |
マイルの有効期限ってどのくらい?
ANAもJALもマイルの有効期限は獲得してから36ヶ月です。
その間にマイルを追加で獲得・消費しても期限の延長はありません。
つまり、有効期限内に必要なマイルを貯め切る必要があるため、マイルは常に有効期限との戦いになります。
一方、海外の航空会社のマイレージは、期限内にマイルの増減があれば延長されたり、デルタ航空のように有効期限がないものもあったりします。
陸マイラーってなに?
飛行機に乗ることなくマイル(マイレージ)を貯めている人達の総称で、陸(おか)マイラーと読みます。
なかには1年間で百万マイル以上貯め、海外旅行を何度も行っている猛者もいます。
マイルは何に使えるの?
貯めたマイルは「飛行機に乗る」以外にも様々なことに利用できます。
ここではマイルの利用方法について解説していきます。
無料で飛行機に乗れる(一番おススメ)
何といってもこれが一番のおススメです。
旅行に行く時に飛行機代金がタダになれば、その分宿泊ホテルや食事に回すことが出来るため、ちょっぴり豪勢な旅にできちゃうかもです。
マイルを使った航空券(特典航空券と言います)は定員数が決まっているため早めに予約する必要がありますが、基本的にはどの路線・どの時間でも選ぶことができます。
そして海外路線でもマイルを使って飛行機代を無料にできちゃいます。
ただし、海外の場合は燃油サーチャージ(=ガソリン代)や空港利用税が発生するため、完全な無料になりません。
また、2019年1月からは「出国税」として1,000円も必要になりますね。
商品との交換できる
貯めたマイルを航空会社が決めたアイテムと交換することができます。
商品券や食品(肉、ワイン)、家電、スーツなどと交換可能ですが、わざわざマイルを使ってまで交換する必要はないと思います。
電子マネーに交換できる
Edy、iTunesギフト、楽天ポイント、WAON、nanacoポイントなどの電子マネーに交換することができます。
だいたいが1マイル=1円で交換可能ですが、最低交換ポイントが10,000ポイントからなのでこれも使い勝手が悪いです。
航空会社専用のポイントに交換できる
ANAには「SKYコイン」、JALには「eJAL」と呼ばれる航空会社専用のポイントがあり、公式ページから予約する航空券やツアー代金の支払いに使うことができます。
こちらは少ないマイルから交換でき、交換レートも最大で1マイル=1.5~1.7円です。
そのため、「特典航空券と交換するにはマイルが足りない時」や「特典航空券の定員が埋まってて通常枠で航空券を購入するしかない」という時に役立つかもしれません。
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マイルってお得なの?
貯めたマイルは色々なものに利用できることは説明しましたが、そもそもマイルはお得なのでしょうか?
一番お得に利用できる、航空券への交換を例にとって解説していきます。
飛行機に無料で乗るにはどのくらいのマイルが必要?
まずは、特典航空券の発券にはどのくらいのマイルが必要か見てみましょう。
国内なら最低1万マイルあれば、外国でもアジア(韓国や台湾)であれば1.5万マイルで特典航空券で旅行へ行けそうです。
そして、アメリカやヨーロッパなどの遠い国になるほど多くのマイルが必要で、さらにファーストクラスになると必要マイルが跳ね上がります。
路線 | 必要マイル(往復) | |||
エコノミー | ビジネス | ファースト | ||
国内線 | 9,500~23,000 | マイルで発券不可 | ||
国 際 線 |
アジア | 15,000~38,000 | 35,000~80,000 | 60,000~114,000 |
ハワイ | 35,000~43,000 | 60,000~80,000 | 100,000~129,000 | |
アメリカ | 40,000~55,000 | 75,000~100,000 | 140,000~165,000 | |
ヨーロッパ | 45,000~60,000 | 75,000~110,000 | 150,000~165,000 |
1マイルの価値は?
一般的にマイルの価値は2円程度といわれています。
これは国内線の飛行機代が1.5~3万円程度で購入でき、それが特典航空券(約1万マイル)と等価なためです。
しかし、これは国内線の話で、国際線やさらにファーストクラスの飛行機を利用した場合は、マイルの価値はもっと高くなります。
路線 | 1マイルの価値 | |
国内線 | 1.5 ~ 3 円 | |
国際線 | エコノミー | 2 ~ 3 円 |
ビジネス | 4 ~ 7 円 | |
ファースト | 8 ~ 16 円 |
マイルはどうやって貯めるの?
飛行機に乗って貯める
一番シンプルな方法です。
JALの飛行機に乗ればJALマイルが、ANAの飛行機に乗ればANAのマイルが貯まります。
また上述したように、同じアライアンスに属している航空会社の飛行に乗っても、マイルを貯めることができます。
ANAであればユナイテッド航空やルフトハンザ航空、JALであればフィンランド航空フィンランド航空やブリティッシュエアウェイズが該当します。
クレジットカードを利用して貯める
クレジットカード利用もマイルを貯めることができ、大別すると「直接マイルが貯まる」ものと「マイルにも交換可能なポイントが貯まる」ものがあります。
直接マイルが貯まるクレジットカード
ANAカードやJALカードなどの航空会社と提携したクレジットカードが該当します。
100円利用あたり1〜1.5マイル程度が貯まり、人気なカードは以下になります。
カード名 | 特徴 |
ANA ワイドゴールドカード | ・ANAのマイルが貯まる ・マイル還元率は最大で1.648% ・カード更新時に2,000マイルもらえる ・空港のラウンジが使える ・年会費は14,000円(税抜き) |
ソラチカカード | ・ANAのマイルが貯まる ・マイル還元率は1% ・ポイントサイトで獲得したポイントをマイルに交換するときに効力を発揮(通称:ソラチカルート) ・PASMOも使える ・カード更新時に1,000マイルもらえる ・年会費は2,000円(税抜き) |
JALカードSuica | ・JALのマイルが貯まる ・マイル還元率は1%(+3,000円でショッピングマイル・プレミアム入会時) ・Suicaも使える ・毎年初搭乗時に1,000マイルもらえる ・年会費は2,000円(税抜き) |
マイルにも交換可能なポイントが貯まるクレジットカード
このタイプのクレジットカードは数多くあって、楽天カードなども該当します。(交換レートはそれほど良くないですが)
交換レートの良いものは100円利用あたり1〜1.5マイル程度が貯まり、人気なカードは以下になります。
カード名 | 特徴 |
SPGアメックス | ・ANAにもJALにも交換できる ・マイル還元率は1.25% ・空港ラウンジに2名まで入れる ・カード更新時にマリオット系列の高級ホテルへの無料宿泊権がもらえる ・年会費は31,000円(税抜き) |
旅行やホテルの宿泊で貯める
ANAやJALと提携しているホテルに宿泊したり、旅行ツアーに申し込むことでマイルを貯めることができます。
泊まるホテルやツアーによってマイルの獲得量はバラバラのため、詳細は公式HPを参照ください。
JALの詳細(公式HP)
ANAの詳細(公式HP)
ポイントサイトを利用して貯める
ポイントサイトのことはご存知でしょうか?
マイルを効率的に貯めるには必要不可欠な方法の1つになります。
例えば楽天市場でお買い物をすると、楽天ポイントが貯まります。
しかし、ハピタスやモッピーなどのポイントサイトを経由して楽天市場で購入することで、楽天ポイントとは別にポイントサイト独自のポイントを獲得することができ、最大80%程度の交換レートでマイルにも交換できます。
このポイントサイトは、クレジットカードの発行や、FX口座の開設&利用などでもポイントが獲得でき、多いもので数万ポイントにもなるため、一気にマイルを貯めることができます。
電子マネーを利用して貯める
電子マネーを利用することでマイルを貯めることができ、WAONではJALマイルを、楽天EdyではANAマイルを貯めることができます。
それぞれ200円利用で1マイル貯めることができます。
他のポイントから交換する
楽天ポイントやTポイント、Pontaポイントなどもマイルに交換することができます。
マイルへの交換レートは50%程度※のものが多いため、積極的に利用するには不向きですが、余っているポイントがあれば交換するのも手かもしれません。
※Pontaポイントは「LINEルート」と呼ばれるLINEポイントとソラチカカードを利用することで、手間は増えますが最大67.5%の交換レートでANAマイルに交換することが可能です。
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ANAとJALどっちがおすすめ?
基本的にはANAがJALのマイルを貯めることになるのですが、どちらを貯めるのがいいのでしょうか?
ここではその選択のヒントをまとめています。
ANAがおススメの方
- マイルをどんどん貯めたい方
- セブンイレブン、マツモトキヨシをよく利用される方
- セントレアを利用される方
JALに比べマイルを貯める方法の選択肢が多く、マイルが貯まりやすいため、真剣にマイルを貯めようと思えば1年間で10万マイル以上を貯めることが可能です。
そして、セブンイレブンやマツモトキヨシをANAのクレジットカードで利用すると、ポイントアップするため、日常的によく利用する方はANAがおススメです。
ポイントアップの詳細(公式HP)
また、セントレア発の国内線のほとんどはANAになるため(JALは沖縄と北海道のみ)、国内旅行をメインに考えている方はANAがおススメです。
ただし、「マイルが貯めやすい=利用者が多い」ということのため、特典航空券の枠が埋まりやすいデメリットがあります。
JALがおススメの方
- マイルが使いやすい方がいい
- イオン、ローソンをよく使う
- (ハワイへ行きたい方)
ANAよりもマイルを貯める方法が限られるため、ANAに比べれば利用者が少なく特典航空券の枠が埋まりにくいです。
そして、イオンやローソンをANAのクレジットカードで利用すると、ポイントアップするため、日常的によく利用する方はJALがおススメです。
ポイントアップの詳細(公式HP)
実はハワイへの路線はJAL便しかなかったため、ハワイへ行きたい方はJALのマイルを貯めるしかなかったのですが、2019年5月よりANAも運行を開始するため、このメリットは薄くなりました。
もっと詳しくマイルをためる方法を知りたい方へ(リンク集)
現在記事を作成中で、より充実したリンク集にしていく予定です。
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